バドミントンって風があると練習がしずらいですよね。かといって体育館を借りたりでは気軽に練習できませんし、緊急事態宣言中や正月・お盆は体育館もお休みで、練習したくてもできない人が多いのではないでしょうか。
そこで、公園や学校で、親子や家族で、気軽にできる練習なのですが、風が関係ないキャッチボール練習が一番です。利点は、
- はなれて山なり遠投でキャッチボールをすることで、バドミントンの「クリア」と同じ体の使い方が学べます。(初心者向き)
- ピッチャーのような低く真っ直ぐな球でキャッチボールすれば、「スマッシュ」と同じ体の使い方が学べます。(慣れてきたらこちらも)
- バドミントンは、相手コートにシャトルが入ればとりあえずOKなので、正しいフォームになるまで時間がかかりますが、ボールならまっすぐ行かなかったり届かなかったりと「フォームの良い悪い」がわかりやすい。
- シャトルは飛んでくる位置がまちまちなため、フットワークができてない初心者だと、打つ位置やフォームが安定せず打ちづらいが、キャッチボールだと自分のタイミングで投げれるためフォームの習得が早い。
- 遠くの相手に球をきれいに投げたり、グローブでかっこよくキャッチすることが楽しいので、キャッチボール自体が楽しくやってると夢中になり、練習というより楽しい遊びになり、家族でやっても楽しいです。
クリア・スマッシュとは、頭上のシャトルを「オーバーヘッドストローク」で強く打つバドミントンの基本ショットなのですが、これは日常にない動きなのでいきなりできる子はほとんどいませんが、野球やったことがある子供はできる子が多く上達も早い。つまり、この「オーバーヘッドストローク」をキャッチボールで学ぶのがこの練習方法の目的です。
キャッチボールのやり方や注意点は、
- ボールは当たると痛いけどできれば軟式ボールで、グローブを必ず用意する。(グローブがあると楽しく続けれます。)(ちびっこはテニスボールで、ゴムボールは軽く飛ばず楽しくないのでNG)
- ボールは人差し指・中指・親指の3本指で握って力(リキ)まず投げる。 わしづかみの子が多いです。
- 小さい子には最初下投げで、なれてきたら遠く距離をとって、相手が取りやすい胸めがけて山なりの軌道(遠投)で投げる。最初は危なくないようにゴロかワンバンで取らせる。なれてきたら更に距離をとって、遠くへなげれるように。
- 取るときのコツは、しっかりボールを目で見てグラブで取ることと、必ずサイドステップで体の正面にボールを迎え入れて取ることです。(レシーブの動きと似ています。)
- 小さい子は、強く投げることを意識して力んだり、投げたあとの目線があちこちに行って暴投しがちなので、最初は紙飛行機を投げるように軽く投げることと、投げた後も相手を見ることを教える。
- 更になれてきたら、野球のピッチャーみたいに半身に構え、後ろ足のタメと体重移動を意識させる。
- ナイスキャッチ!やナイスボール!の声掛けがすごく大事。子供の楽しさとフォームの気づきに繋がります。
- 一時間以上はやらない。投げすぎは肩故障の原因になります。
私が気をつけてるのは以上です。
こうやって分解して考えると、野球とバドミントンは共通点がかなり多く、メジャーリーガーの大谷翔平 選手が小さい頃バドミントンが上手かったというのも納得です。
春日アロウズでは、キャッチボール練習を積極的にやっています。キャッチボールの後すぐにクリアを打つと軽く感じるみたいで、いきなり飛ぶようになった子もいて、未就学児や初心者の練習としてもかなり効果的です。週末の家族レジャーとしてバドミントンの外練としてぜひやってみてください。
ガンバレ!こどもたち!